オンラインツールと私(ひなこ)
はじめまして、こんにちは。WebSigモデレーターの加藤日菜子です。
現在は、大学で社会学を専攻しながらWebSigモデレーターとして活動しています。
先週末は、雪がひどかったですね...。我が家は解けずに残っていた前回の雪と今回の雪で、60センチ雪が積もり、庭の木が折れました。前回も45年ぶりの雪。ここは雪国でしょうか。いいえ、都内です。
オンラインツールと私
3月8日に行われるWebSig会議 vol.34は「Webディレクター必見!プロジェクトを成功に導く、オンラインツール活用トラノマキ2014」。
今回のテーマは、私とあまり関わりがないように当初思っていました。なぜなら私は大学生で、Webディレクターでもなければ、プロジェクトを抱えているわけでもないからです。オンラインツールは使ったことがありますが、学生団体やWebSigの活動で少し触っているというくらいです。
まったく接点が見つからないため、「学生」という立場で今回の会議は考えないほうがいいのかなと思いはじめました。
私は、WebSig内で最年少で、会社勤めの経験もなく、学生なので、「学生ならではの考え方」や「何も経験していない立場」からテーマと自分との関係性を考えるようにしています。ただ、vol.34に関していうと、仕事(プロジェクト)に従事しているということが前提としてあると感じていて、そうなるとプロジェクトを抱えたことがない「学生」の自分との関係性は前提と衝突してしまいます。
「うーん、どうしようかな...」と考えました。
「学生」という立場で考えるというよりも、「Webの辺境で生きる一個人」としてテーマとの接点を探していくことにしました。
vol.34のテーマは「オンラインツール」ですが、要素を抽出していくと「円滑にコミュニケーションをとるために必要なこと」がたくさん詰まっているのではないでしょうか。直接会えば、自分の要望や分からないところ、相手の要望を声のトーンや表情などから伝え合うことができ、お互いがもつプロジェクトの完成されたイメージをより細部まで詰めやすいでしょう。時間の制約や個々人の仕事の事情もあり、毎日顔を合わせて仕事をするということは難しいため、オンラインツールを使い進捗確認をしながら納期に間に合わせます。
この「(完成された)イメージを詰める」という作業は、日常会話とくにメールなどのテキストのやり取りでも、ある程度は必要なことだと感じています。例えば「いつものところで待ち合わせね」という場合、完成形は「いつものところ(具体的には渋谷ハチ公前)で友人と会える」ということです。このケースでは、完成形の重要な要素である「いつものところ」を相手に共有する必要があります。「渋谷ハチ公前」なのか「交番前」なのか具体的に伝えなければ、待ち合わせは成立しないからです。友人との待ち合わせであれば、その都度連絡をとったり、「ごめんね、間違えた―、てへぺろ」でOKです。
頻繁に顔を合わせたり、連絡をとったりするような間柄の相手であれば、普段使っている言葉のイメージも細かく共有しなくとも分かります。むしろ細かく毎回共有されると、野暮だなと思ったり、馬鹿にしているなと思ってしまいます。
いっぽう、FacebookやTwitter上で一回会ったきりの人や見ず知らずの人とメッセージでやり取りをするときには、たとえ野暮だなと思える行為でも、細かく共有したほうが小さな誤解から大ゲンカに発展するリスクを減らせるのではないでしょうか。
今回のvol.34では、もちろんツールの使い方も大切ですが、そのツールを使って「どのようにイメージの擦り合わせを行い」、「コミュニケーションの齟齬を少なくしていくか」が、私が注目したいポイントです。