「WebSig会議Vol.37~WebSigが振り返る平成とインターネット。次の時代を考える。」終了報告
モデレーターの馮です。こんにちは。平成最後の大晦日を迎え、2018年もあと数時間となりました。
去る2018年12月1日、2018年最初で最後のWebSig会議、「WebSig会議Vol.37~WebSigが振り返る平成とインターネット。次の時代を考える。」(場所:技術評論社)を開催しました。
今回のWebSig会議は、ここ数年、モデレーター陣が考えていた、ポスト資本主義における社会とインターネットの関係を大きなテーマとし、平成の元号が終わる最後の年末。平成という時代におけるインターネットとはどういうことだったのか、次の時代へ進むための課題をどのように考えているのか、課題を解決、アップデートするためにはどうすべきか、をみんなで考えるべく、WebSig24/7代表和田、モデレーター坂西、藤川、馮の計4名で、モデレーター陣がパネリストとなり、参加者とともに議論する、公開会議の体裁で開催いたしました。
わずか3時間の中で、自分たちが見てきたインターネット黎明期、その後の、ネット、とくにWebにおける情報の伝達と活用、文化の変化について、さまざまな議論が行われました。
今、言われているGAFA(Google/Amazon/Facebook/Apple)の存在と影響力、その結果、私たちに伝わってくるWebにある情報や価値はどうなっているのか、パーソナライズの究極はどうなるか、など、過去の経験を踏まえながら今の視点で挙げられる課題を紹介しました。
結論めいたものはなかった(と僕は思っている)のですが、改めて、平成の次の元号に進むにあたって、ここ日本において、インターネットとどう付き合って、自分たちの社会や生活を暮らしていくかは大事だと思っています。
今回はパネルディスカッションに加えて、野田さん(アルファサード株式会社)、林さん(株式会社イマジカデジタルスケープ)、加川さん(株式会社コンセント)、古荘さん(株式会社Brassica)の4名のLTも行われ、パネルディスカッションのテーマとはまた異なった角度で、「平成とこれから」のネットとWeb、そして、働き方について、4名が今取り組んでいることやこれから解決すべき議題をいただくことができました。
また、今回の大テーマであったポスト資本主義という点については、僕自身は正直まだわからないところもありますが、インターネット黎明期を見てきた40代の世代、そして、これまで日本の経済や社会を牽引してきた50代、60代、そして、新しい元号で活躍し、日本を牽引していくであろう20代、30代、さらにその下の世代がどう考え、行動するか、2019年はその最初の一歩を考えるのに非常に大切な1年になるのではと思っています。
その他、当日の詳細と考察は同じくモデレーターのえふしんさんのエントリも併せてご覧ください。
WebSig24/7は2004年に立ち上がり、来年で15周年を迎えます。15年という時間で変わったこと、変わらなかっことについて、また、モデレーター陣で考えながら、タイミングを観て、たくさんの方たちと議論をし、考えを共有する場を提供できたらと考えています。
最後になりますが、WebSig24/7は本年もたくさんの方々に大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。