勅語 in ホームルーム

轟先生近影こんにちは、WebSig一日学校体育教師の轟翼です。みんな元気に青春しているかー?

元気にしているかー? 

元・気・に・し・て・い・る・かー?

うーんやはりゆとり世代、朝も夜もテンション低いなおまえら、このままじゃ日本の将来は暗いな、やはりスパルタ制の教育方針を取り入れて日本をってすまない独り言だ。

今回先生にもブログ当番というものがまわってきたのでちょっと頑張ってみたいと思う。いや、本当は文章なんかおてのものだぞ?朝起きて歯磨き前の腕立てと四股踏みより簡単だ。

みんな、働き始めてからかなりの年月が経っていると思うけど、今思い返してみて、学校ってなんだと思ってる?そう学び舎だ。 ベタだよな。学ぶ場所。  先生を含め皆ここで、漢字を覚えて、四則演算を覚えて、歴史を学んで、観察する目を養って、自分の様々な可能性を広げてそれぞれの学び舎を巣立って、今の職業に行き着いたと思う。

つまり、今のみんなを作っているのは過去に学んだこと、興味のあったこと、才能がなくても興味を持ち続けたこと。それらと様々な要因が組み合わさって、今の場所にいると思う。 
いくつもの選択肢の元、判断を下したのは自分。 学校ってのはその選択肢と可能性を自分に与えてくれた場所。自分の今までを作ってきた、そして未来のための判別力を与えてくれた場所なんだ。わかってるよな。

インターネット業界に進んだみんなは社会人になった後も勉強熱心だと聞いてる。
HTML5とかFacebookだろ?それだけ大変な仕事なんだろうし、先生はみんなのそういう姿を立派だと思うぞ。いや先生には難しくてそんなの無理だ、トレーニングしてる方が合ってるしインターネットなんかエキサイトフレンズくらいしかできないしな、いや違うぞ!先生は純粋な出会い、真剣にお友達を探しているだけで決して不純な動機じゃない!くわっ!


...いいか?先生話続けるぞ。
みんなが自分の仕事のためにいまだに様々なことを学び続けていること、それは十分に素晴らしいことだと思います。明日のため、将来のため、自分を成長させるために必要なこと、いくつもあるよな。

でも実はそれと同じように、大人になっても学ばないといけないことがあると先生は思ってます。それは世界の変化、それに合わせて自分がどうならなければいけないか、という、人の生涯にわたるテーマです。

先生が学生だった頃、世界は核戦争のリスクの元、バブル時代として世の中浮かれてた。インターネットもポケベルもない中で、それでも今が最高と、この好景気が終わることなんか考えなかった。でも今は違う。

日本は世界一だと思ってた。この国の中で一つの仕事を追求し続けることが、全ての仕事人としての誇りだと考えられてた。でも今は違う。インターネットが広まりはじめた時、経済がこんなにグローバルになるなんてわからなかった。あれだけグローバルグローバル言われてたけど今の社会の形って誰も想像できてないよな。


昔は良かったとかそういう話ではないんだ。大事なことは「全てのことは変わり続ける」ということ。先生を含めたみんなの働き方、生き方、学び方や楽しみ方は明らかに変わったし、これからも変わり続けることになる、それだけはわかってる。

モラトリアムは学生まで、社会人になったらその道をひたすら追求していく、そんな常識も、もしかしたら過去の考えになるかも。仕事をしながら先を見て仕事のやり方を変え、先を見て生き方について考え、常に軌道修正していく。これからはそういうことが新しい常識になるんじゃないか、そんなことを先生は考えているんだ。

技術がものすごいスピードで進化している中で、みなその流れに乗るための勉強をしている。それと同時に、この流れがどうなるのか、普段とは別の目線で考えてほしいんだ。きっとすぐに役立つことではないと思う。微分積分やローマ帝国の栄枯盛衰の流れ、なんで勉強する必要があるのかわからなかったこと。でもそうした無駄だと思う積み重ねが人としての洞察力や可能性を増やすことに繋がってる。すぐに役立つことでないこと、そうしたことを知ることが実はものすごく大事なんだ、先生はそう思ってる。

それが「学校」という学び舎で、かつてのみんながボンヤリと、ギラギラと、夢想するままに志のままにやってきたこと。
忙しくなってしまって、なかなか立ち止まることのできない今だからこそ、先を見てみることをやってみないか。

このWebSig1日学校、自分立ちの将来を見通すための素晴らしい教えを与えることのできる先生方を呼んでる。公式サイトのクラス・先生紹介を見てほしい。レスポンシブWebデザインの話もなければ、サーバーサイドJSの話も出てこない。でもみんなの将来にはきっと役に立つことを教えてくれる先生ばかり。


学校時代の、何が自分にできるのかわからない、何をするべきなのかわからない、この勉強が何に役立つのかわからない。それでも学び続けたあの頃を思い出して、知っておかねばならないことこれからを考え続けるための。いつかここで学んだことが役に立つ日が来る。そんな思いで先生たちは一生懸命準備している。

「学ぶ」ということをもう一度。飯を食うため、家族を養うため、それ以上の学び。先生はそうしたことが必要だと思っているぞ。


それじゃみんなを待ってるからな。 10月6日。 約束だぞ。

WebSig1日学校2012:今回で3回目を迎えるWebSig1日学校のテーマは「温故知新」です。

最近お疲れめの轟先生

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35年前はインターネットというものがあったらしい