第24回WebSig会議「100人で考える、理想的なサイトマップの形と標準書式」 終了いたしました

代表の和田です。

第24回WebSig会議「100人で考える、理想的なサイトマップの形と標準書式」が盛況の後終了いたしました。当日ご参加頂いた皆さん、オンラインでご参加いたした皆さんありがとうございました。
また、マイクトラブルで開始が遅れた件、聞きにくい点があり申し訳ありませんでした。

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当日資料とグループワークで発表して頂いたサイトマップは準備が整い次第、こちらで順次公開していきます。

■変更履歴
○9月1日:進行資料公開

今回は、WebSig初のスピーカー無し、かつ、まだ明確な答えが無い事へのチャレンジということで、モデレーターでもぎりぎりまで会議設計に悩み、皆さんから事前に頂いた課題を整理していきました。

なるべく頂いた課題を拾おうとするあまり、ちょっと盛りだくさんとなり消化不良気味なところもあったかと思います。告知や会議でもお話しさせて頂きましたが、一回で理想的なところまでたどり着けるものではなく、オンラインでの議論に繋げていく礎となればと思っています。

■Twitterログ
当日、セミッターで参加頂いていた方々が常時40名ほどいらっしゃいました。
今回もRe:Creator’s Kansaiさんが大阪で集まって頂き、セミッター経由で参加頂きました。
ログを見るだけでもおもしろいです。
http://buzztter.com/ja/k/websig

■mixiコミュニティ
感想トピックスを立ち上げてありますので、
ブログまでは・・という方も是非一言お願いします!
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=45858249&comm_id=10966

■当日進行資料公開
皆さんからの事前課題を提出して頂いた中から、「サイトマップにまつわる課題」を5つに体系化してご紹介させて頂きました。
○進行資料

○第2部課題1:東京ナイロンガールサイトマップ
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■前提条件と定義
今回会議の前提条件と事前にWebSigモデレーターで定義した内容です。

○前提条件
・サイトマップとは別に、「ワイヤーフレーム」「ファイルリスト」を別に作る
・フェーズとしては「初期構築およびリニューアル時」のみ。コンサル時などは想定しない
・ステークホルダー全てが見るものとする。 「制作会社内」「制作会社と顧客」「顧客の会社内」
・作成するサイトマップはハイレベルサイトマップではなく、詳細サイトマップを想定

○定義
・サイトマップとは
Webサイトに掲載する情報を組織化し、その論理的な構造をツリー図として表現した資料。 画面遷移のフローチャートとして使用できるように情報が付加されることもある。

・ワイヤーフレームとは
画面に表示する要素とその配置を簡潔にまとめた資料。 ユーザーの操作に対するシステムの反応やインターフェースの振る舞いも定義する場合がある。

・ファイルリストとは
Webサイトを構成するファイルの一覧。 列記する項目としては最低限、画面名(または識別子)、ディレクトリパスとファイル名(物理的な構造)、URLを含む。

「サイトマップとは」と検索してもなかなかよい定義にぶつからず苦労したところです。皆さんから提出していただいたサイトマップや当日も熱い議論がされましたが、どんどん要素を盛り込んでいくといつの間にかファイルリストになっていたなんていうこともありそうです。

■終えてみて
サイトマップという特化したテーマではありましたが、第2部の盛り上がりもいつも以上な熱気があり、具体的にこう困ってるんだよね、という声も多数あり、なかなか有意義なテーマだったのではないかと思っています。

今回は、あえて学問的なところではなく、実践的なところで展開していきたかったので、皆さんにも普段使いのサイトマップということで提出して頂きました。標準化というところではまだまだ行き着けていないところではありますが、書式をもう少し業界で共有化することなどには意味はありそうだと感じました。

また、最後にはあらゆるドキュメントに共通して言える事ですが、このドキュメントで、「何をしたいのか」が重要ですね。今回もワイヤーフレーム、ファイルリストは別で定義するという前提で進めさせて頂きましたが、開発用に物理行動やURIなどを表記したいという声も多くあったところでした。

グループワーク後に盛り上がった話題ですが、ここにコメント、トラックバックを頂きつつ是非議論を進められればと思います。

私個人としては、
・一般的なもの(昔からあるツリー図、書式は統一されても良いですよね)
・マーケティング視点(導線やハイレベルを重視)
などいくつか典型的なパターンがあれば有効だなと感じました。

2つめの課題のRIAなどは、これからも時代によって盛り込まなければならない要素は常に変化していくので悩ましいですね。まだ私も答えを持っていませんが、皆さんのアウトプットから改めて勉強してみたいと思います。

■当日の様子
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今回も多くの皆さんにご参加頂きました

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無茶ぶりしたのに快く話してくれた坂本さんありがとうございます!

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いろいろな意見とアウトプットを出してもらいました。後日スキャンしたモノを公開しますね。

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オープンマイクでお話し頂いたデジタルスケープ林さん。
デジタルスケープWebトレーニングのご紹介をしてもらいました。1ヶ月前に読んだ本やセミナーの内容は10%以下しか覚えていないという数字はショッキングですね。確かに。定着を目指したワークショップトレーニングとのことです。

改めて、WebSig会議らしく、参加型の会となったと思っています。参加頂いた皆さん、関係者の皆さんありがとうございました。オンラインでもよろしくお願いします。

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