WebSig冬期講習2020:「2020年のイベントコミュニティはどうなったか」~コロナ禍のワタシの履歴書(WebSigResume)トーク終了報告・資料・アーカイブ
12月15日に開校したWebSig冬期講習2020、その一環として進めている企画「コロナ禍のワタシの履歴書(WebSigResume)」に連動したトーク配信およびZoomでの交流会を12月28日に開催し、無事終了いたしました。
今回は、事前に募集したWebSigResumeの回答を参考にしつつ、2020年大きく変わった人の行動と、コミュニティの在り方に焦点を当て、2020年のイベント・コミュニティの振り返りとこれからについて、ゲストをお招きしてトークを開催し、参加者のディスカッションを行いました。
トークゲストは以下の2名、さらにWebSig 24/7代表和田さん、馮を含めた4名で「イベント」「コミュニティ」をそれぞれの視点で語り、2020年の今時点でのオンラインコミュニティの考察、そこで見えてきた可能性と課題、2021年以降に向けたアイデアとヒントを共有いたしました。
以下、YouTubeにて公開していますので、ぜひご覧ください。
■YouTubeアーカイブ
WebSig冬期講習2020 - 「2020年のイベントコミュニティはどうなったか」~コロナ禍のワタシの履歴書トークショー
ゲスト:
・宮原徹 / 株式会社ミナサポ取締役
・本田政邦 / あおもりIT活用サポートセンター 事務局長・理事
WebSig 24/7
・和田嘉弘 /インテリジェントネット株式会社代表取締役
・馮 富久 / 株式会社技術評論社
■継続してのご回答・ご参加ご協力のお願い
今回、オンラインのメリットであるスピード感、手軽さを重点的に、アンケート、Facebookグループ、そして、トークという形で実施いたしました。
WebSig冬期講習2020のコンセプトである「Webつながり」の可能性は十分感じられ、また、トークイベント後の、Zoomディスカッションででた「共通項」の見つけ方が、これからのオンライン・オフライン、それぞれのコミュニティのキーワードであり、それが「本質」に近ければ近いほど、熱量の高いコミュニティ、また、連続性のあるコミュニティにつながっていくように感じています。
今回は1回きりで終えるというわけではなく、引き続き、アンケートの募集(アンケート内容は時間の経過に合わせて変えるかもしれません)、また、Facebookグループをアンカーとした交流も継続できたらと考えています。
アンケート:コロナ禍のワタシの履歴書(WebSigResume)
https://tinyurl.com/ydffpjt4
Facebookグループ:承認制(ぜひアンケートもご回答の上、ご登録ください)
https://www.facebook.com/groups/websig2020withcovid19
■トークを終えてのイベントホストの感想
余談ですが、クロージング後のZoomディスカッションでは、とある地域でのCoderDojo設立に向けたアクションに対し、参加者の一人が協力できそうな流れが生まれるなど、人と人から、コミュニティのつながりも生まれています。
今回、僕が参加しているWebSig 24/7としても、宮原さんのオープンソースカンファレンスに参加したり、また、本田さんの青森のITコミュニティと合同で何か実現できそうなワクワク感、きっかけが生まれたと感じています。
最後に、今回のトークセッションを終えての個人的な感想として、2020年を新たなスタートとして、オン・オフ関わらずに重要だった「本質的な」そして、オンライン社会によって見つかった「新しい価値」を掛け合わせた、ニューノーマルなコミュニティづくりと参加に継続して関わっていきたいと思っています。
※発表者資料、WebSigResumeアンケート結果(2020年12月28日時点)およびYouTubeチャプタ目次リンクについては続きをご覧ください。
■登壇者資料
■WebSigResumeアンケート結果抜粋(2020年12月28日、回答者23名)
- テレワークにより通勤がなくなりました。
- すべてオンライン化した
- ほぼ完全リモートへの移行
- 業務のオンライン化(テレワーク、ライブ配信など)の相談や依頼が増えた。コワーキング利用者が増えた。
- 在宅勤務となり、オンラインや電話でのやりとりが増えた
- 東京事務所が縮小してオフィスワークからフルテレワークになった。
- 仕事が減った。見込み仕事がなくなった。
- 新規案件がすべて止まった
- オフラインでのコミュニケーションご大きく減った。
- 仕事とプライベートのメリハリがつかなくなった。
- ほぼ完全テレワークになった
- 打ち合わせが増えた(zoom)、売り上げが減った
- 社内の空気の変化(オンラインで販促をすることへの意識の高まり)
- 在宅勤務になった。対面コミュニケーションが減り、オンラインが増えた。
- 働き方がガラッと変わった(リモートワークの実践)、業務内容がオンラインベース、デジタルベースへシフトした
- オンラインMTGが増えた / 対面の打ち合わせが減り、移動時間がなくなった事で作業時間が増えた(タイムマネジメントしやすくなった) / 気楽にMTGに参加できるので顔を売る機会が増えた
- 頻度:月に2~3度のテレワークから、基本テレワークに完全移行し、働き方&暮らし方が激変しました。それに伴い、仕事用の椅子を購入したり、光熱費が上がったり、自然と家事負担が増えたりといった影響もありました。
- 終始在宅になった
- リモートワーク必須になった。仕事を数ヶ月止めることになった。
- 就職活動、卒業研究
- 海外含め出張ができない
- 3月以降、出張がすべてキャンセルになりました。また、コミュニティへの会場提供もすべて中止となりました。
- オンラインでの仕事が少し増えた。
・仕事以外に影響が出た場合の具体的な事象
- テレワークにより、離れて暮らす両親と(犬と)働きながら同居できています。
- お寺のリモート参拝ができたり、オンラインイベントが増え、触れたことの無い文化を知ることができた事です。
- 数十年のペーパードライバー脱却のため毎日一時間運転、一人で運転できるようになりました。
- 移動時間が減った
- オンラインでつながることが増えて、コミュニケーションが取りやすくなった側面 / 移動を伴わないで済むことが増えて時間が有効に使えている / 地方の可能性が増えた / ポスト資本主義が一歩進んだ
- 仕事が増えた。
- 仕事の合間にプライベートの用事を済ませたり、好きなことをして休憩してから一気に仕事に集中するなど、時間の使い方が効率的かつ有意義になった。
- ビデオ会議ツールやチャットツールを活用してより効率的に業務を遂行できるようになった
- バタバタしなくなった(移動や仕事場・環境が変化しなくなった)
- オンラインで遠方の勉強会や学会に参加する事が出来た。
- 家族との時間が長くなった。
- 完全テレワークなので、単身赴任の神奈川から自宅の札幌に戻っている時間が増えた
- よく手洗い除菌するので風邪ひかない
- 時間の使い方の優先順位を見直すきっかけになった。シェアサイクルの便利さに目覚めた。(電車にはほぼ乗らなくなった)
- オンライン対話に慣れた。在宅勤務が普及した。
- 時間の使い方が変わった。とくにテレワーク時の通勤時間がなくなり、使える時間が増えた。オンラインならではの新しいワクワク感を感じられている。
- 呑み代が減った
- 気軽に会議参加できるようになった
- 出社しなくて良くなったこと。家族と過ごせる時間が増えました。
- 会社に行かなくてよくなり、交通費で贅沢ができるようになった
- リモートワークになり、時間の融通が取れるようになった
- 家での過ごし方が向上した
- 家で家族と過ごす時間が長くなった
- 「オンラインミーティング」が広く普及したことで、だいぶ仕事がやりやすくなりました。これまでも、私自身は在宅勤務がデフォルトだったのですが、先方の要望で会議がオフラインになることも多かったのですが(私がオンラインを希望しても)、コロナ禍以降は、オンライン会議がみんなの「普通」になりました。
・2020年、あなたにとってのインターネット(各種Webサービス・スマホアプリなど)の存在はどのようなものでしたか?
- 一人で暮らすときは、片時もスマホを手放さなかった(トイレや入浴時も)ですが、家族と暮らすときは、Webに触れない時間が増えました。
- 仕事を効率化させるもの
- ライフライン。仕事もプライベートもこれがないと始まらない。また新しい人との関係性を見いだせた(ZOOM)。
- 青森でのIT利活用普及がしやすくなった年でした。
- 威勢のよい人の投稿をみると落ち込むため、なるべくSNSをみないように努め、ブログを書いて自分の考えをまとめたり、料理動画をみたりして癒し・心の安定をはかるツールとして使った。
- インターネットのおかげで働く場所を選ばなくなった。
- コロナ関連の情報取得が日課となり、ニュースや関連情報(ドキュメンタリー番組など)を観る機会が増えた。
- Zoomにより、打ち合わせの回数が増え、時間も早朝から深夜まで多岐に渡るようになった。
- 世間との窓口で、リアルより身近なものとなった
- 取引先等、仕事がペースダウンしたせいで、時間の余裕が増えた分、ゲームやsns、ライブを見たりと無駄な時間を過ごした
- ラジオ、podcastなどの音声コンテンツに触れる時間が一番増えた。他方、スマホの触りすぎは逆に注意するようになった気も。
- 私的YouTube元年かも。テレビ中心だった芸人さんも多くチャンネルを持ち、やっぱりプロの笑いは面白いなぁと常連になった
- スマホ。
- 神。
- 生きる上で絶対必要なもの。
- 子が生まれたことであまり時間が取れなくなったため、スマホを触る時間、インターネットを観る時間はむしろ減りました。そんな中でも社会と繋がれた唯一の場所です。
- 子どもたちにとってスマフォに依存するようになってしまった。e-launingのが強制的に必須になった。
- 人とコミュニケーションをとる大切な存在
- Amazonでの買物が増えた
- より「無くてはならないもの」になりました。これまでも、書籍や家電、PC関連のものは、ほとんどオンラインで購入していましたが、コロナ禍以降は、食材や食料品、衣類、靴などもオンラインで購入するようになりました。
- 子供向けのサブスクの動画サービスに加入した(ディズニープラス)
■YouTubeアーカイブ
WebSig冬期講習2020 - 「2020年のイベントコミュニティはどうなったか」~コロナ禍のワタシの履歴書トークショー
■YouTube[チャプター]※クリックするとその部分から新しいウィンドウで視聴できます
0:08 コロナ禍における人のつながり、コミュニティ:開催背景(馮)
10:43 オープンソースカンファレンスの2020とオンラインイベントの考察(宮原)
18:15 青森ITコミュニティの2020年(本田)
37:04 WebSig 24/7設立背景(和田)
41:10 トークテーマ1:アンケート結果から見るコロナ禍の2020年の人の行動
54:24 トークテーマ2:コロナ禍において、人のつながりはどうなったのか?
1:03:05 トークテーマ3:イベント・コミュニティを運営する立場で感じたこと、エピソード、気づき
1:18:50 トークテーマ4:2021年に実現したいこと・企画していること(イベント・コミュニティの観点で)
1:32:06 トークテーマ5:コロナ禍でポジティブになったこと、イベントのお金・協賛のこと(WebSigResume回答より)
1:40:35 まとめ(新しいスタート、本質の顕在化、ノウハウの横展開、時間を作る前に実行する、加熱と保温、マイクロアウトプット、連続性、リアルとオンラインの掛け合わせ、小さなコミット、場の提供)
1:48:37 クロージング(コミュニティの棚卸し、コミュニティの数・深さ・構築、自分の居場所)