【社会科見学】DMM.make AKIBA / 小笠原治さんにお話を聞きに
はやくお花見したいモデレーターのあくやんです。
今年の最初の拡大MTGでの方向性をうけ、DMM.make AKIBAへWebSig24/7メンバーでいってきました。
DMM.make AKIBAは2014年にオープンしたシェアスペースで、その中でも注目が集まるのはなんといっても総額5億円という設置された数々のツールやマシンたち。噂に聞くかぎりでもすごそう感が伝わってきていましたが、今回は企画・立ち上げを行われたABBALabの小笠原治さんご案内のもと施設を見学させていただきました。
秋葉原駅から5分ほどの富士ソフト秋葉原ビルに向かい、一旦4階の受付までのぼり担当の方のお出迎えをまちます。そこから一気に12階へ。
このビルの12階〜10階の3フロアがDMM.make AKIBAのスペースになっていて、10階がたくさんのマシンが置いてある作業スペース、11階は工場ちっくなシェアスペースと六本木にもあるawabar、そしてハードウェアベンチャーのCerevoさんのオフィスが。そして12階はDMMの3Dプリント事業等が行われている業務スペースとなっていました。
13階の業務スペースの「Hub」フロア入口には以前にpixivさんとのコラボイベントでつくられた大量のフィギュアと、3Dプリントのサンプルが。こんな椅子もデータさえあれば組み合わせなくても作れちゃうというんだから手先が不器用な自分には夢のある話です...。
なかの業務スペースは撮影NGのため写真はありませんが、大型3Dプリンタが稼働していたり、3Dプリンタの材料が山盛りおいてあったり、3Dプリントでだした興味深いサンプルが置いてありました。
12階のシェアスペースは超小間隔でプロジェクターが設置されていたり、大型プロジェクターがあったりとMTGやイベントがしやすい設計に。
空いているスペースではあちらこちらで何かしらのプロトタイプ作りが行われ、普通ではなかなかお目にかからないゴミ箱たちもおいてありました。
併設されているawabarは夜はもちろん、朝ご飯やお昼ご飯も食べられるそうです。
チーム用のワーキングスペースはもう満杯だそうで、狙っている人はあくのをじんわり待つしかなさそうです。
10階は"DMM.make AKIBA Studio"と呼ばれるさまざまな機材が置いてあるフロアで、工場に置いてありそうないかつい工具から、1回使い方を聞いただけでは覚えられそうにない小難しいマシン、ちょっとあそんでみたいシルクスクリーンセットなどなどmakerテーマパークのような有様。小笠原さん曰く「男の子の夢の城」がテーマなんだそうです。
一通り施設内を見学させてもらったあと、小笠原さんにDMM.make AKIBAの設立主旨や想いなどをお伺いしました。
小笠原さんはこのDMM.make AKIBAの形を数年前から頭の中に思い描いていたそうで、それを実現しよう!とDMMグループの会長・亀山さんと意気投合し設立までに至ったとのこと。
この施設の目指すところは、施設内にある数々のツールやマシンを全部使える人をどんどん増やして行くということなのだそうです。
日本のものづくりのなかのハードウェアという視点でだんだんとベンチャー的な動きが増えてきたなかで、どうしてもWebとはちがう実質的なモノをつくるハードルがあるのをどうにかしたいと感じていたそうです。
生活に則した新しいハードウェアの創造には、Webサービスと同じくプロトタイプの作成が必要不可欠になります。そのガワだけをつくるのにはここ数年で3Dプリンタという存在の台頭によりなんとかかんとかハードルが下がったものの、まだまだ中身の制作のハードルは高く、またせっかくつくったものをテストをしようにもテストできるマシンが気軽には使えない状況でした。それらがすべてが解決できる場としてDMM.make AKIBAがあるのだとか。
そのために一見すると何に使うのだかよくわからないマシンも、実はハードウェアのテストだったり部品作りにつかえるものだったり、一般的には取り扱いの危険なツールも特殊な許可を施設自体で取得することで、この場にきた誰でもが気軽に新しいハードウェアを作り出すことができるようになっているということでした。
ここにあるすべてのツールやマシンが使えるようになる人がどんどん増えていったら、きっと日本のハードウェアなものづくりももっと違うものが見えてくるのではないかというようなお話をお忙しいにも関わらず色々とお話していただきました。やさしい...。小笠原さん、ありがとうございました!
DMM採用情報 - DMM.make テックスタッフ(秋葉原) http://www.dmm.com/recruit/other/3dprint_machinetrainer.html
そんなDMM.make AKIBAですが今テクニカルスタッフを募集中!とのことです。
この機械の使い方が学んで、きた人たちにまた教えていって場をつないでく超たのしそうなお仕事です。
正直わたしも週1で働かせてもらいたいくらいです。色々つかえるようになってなんか作りたい〜〜〜〜!!
現在DMM.make AKIBAは月額会員のみで、12階のシェアスペースフロアか11階のスタジオフロアの利用ができるそうです。そのうちドロップインでの利用もできるようになるとかならないとか。
予約なしで参加できる見学ツアーも毎日行われているようなので、ふらっと見学にいってみるだけでも楽しいかも。
つくりたいもの、ほしいもの、ネットから3Dプリント! - DMM.com http://make.dmm.com/
次回のWebSig24/7社会科見学の行き先は未定ですが、どこか面白いお話が聞ける場所、面白いお話を聞かせてくれるやさしい方は、WebSig24/7までそっとご連絡ください。