第24回WebSig会議  100人で考える、理想的なサイトマップの形と標準書式

■更新履歴
・8月21日:お願いとご注意欄にの【事前課題】に関するお願いを追記いたしました。

■開催趣旨
今回はWebSig24/7会議としては初の「スピーカーなし、本イベントの参加者全員で一つの成果物を作る」という試みを行います。
今回の成果物は「サイトマップ(サイトの構造を記述する資料)」です。

前回のWebSig会議で、私たちは「クライアントと制作者のよりよいコミュニケーション」をテーマにしましたが、この会議で得られたノウハウを元に今一度考えてみると、コミュニケーションツールとしてのドキュメントはどうあるべきか? という問題が浮かび上がってきます。

Web制作者はクライアントとの意識合わせのため、発注者は制作者からの提案を理解し社内の了解を取るためなどさまざまなドキュメントを作成しますが、それは目的を果たすために本当に使えるものになっているでしょうか?
完成品としてのWebサイトのユーザビリティーへの留意はごく当たり前になりましたが、制作途中でのやりとりは明快なものになっているでしょうか?
コミュニケーションにおいては相手への配慮はもちろんですが、制作プロセスのコミュニケーションで使われるツールについてもっと検討してもよいのではないでしょうか?

そこで今回のイベントでは、Web制作に従事する人であれば誰もが目にするものであり、かつ作成した経験も多いドキュメントの一つである「サイトマップ」を取り上げます。

制作サイドでのコミュニケーション、そしてクライアントとのやり取り、クライアントが社内で検討を行う際などに一番理想的なサイトマップの形とはどのようなものか? 会場に集まった人で考えます。
できあがった成果物はWebSig24/7の公式サイト上で公開し、業界への啓蒙や、フォーマット統一の要否についての議論をオンラインで行うための材料としたいと思います。

Web制作業界では今まで焦点が当てられることが少なかった「わかりやすいドキュメントのかたち」について、偉い人に教えてもらうのではなく現場のみんなで考えてみよう、それを磨いて実際に使えるものにしていこう、というのが今回の会議のねらいです。

■概要
「サイトマップ」は、Webサイト構築時の制作ドキュメントとしては非常にポピュラーな存在で、この仕事に関わっている人であれば何らかの形で触れたことがあるでしょう。

一方、現在のWebサイト構築現場では、Webサイトのスケールの拡大、CMSの導入によるコンテンツと表示方法(テンプレート)の分離、ファセット型データ構造の採用、LPOなどと関連した多様なサイト内動線への配慮、動的な画面生成などにより、単純にページ名をツリー構造で示すだけでは全容を捉えづらくなっている感があります。
そしてその表現方法は作成者によって異なり、制作者間のコミュニケーションの非効率を招いている面もあります。

この非効率性は、クライアントとのコミュニケーションにおいても同様です。
クライアントが制作ドキュメントに接する機会は多くありませんが、そのドキュメントを元にこれから作ろうとするWebサイトの構造を想像しなければなりません。プロジェクトの責任者であれば、上司などのステークホルダーに説明する必要もあります。

これらを解決するためには、Webサイトの多様化・進化に対応した記述内容の洗練や、記述方法の標準化が必要だと思います。現場で使われる制作ドキュメントの標準的な記述方法を確立することが、質の高いWebサイトを効率的に制作することにつながるのではないでしょうか。

今回の会議では、

* 大規模化、複雑化したWebサイトの構造をドキュメント上でどのように表現するべきか
* 制作を円滑に進めるために、盛り込んでおくべき情報とは
* 品質の高いWebサイトを作るために、サイトマップができることとは
* どのような記述をするとページ間の関係がわかりやすいのか
* 「こうだとは思わなかった」を防ぐために、サイトマップでできる工夫は何か

これらの切り口などから、参加者みんなで話し合いながら、よりよいサイトマップをつくるアイディアを見出し、“理想的なサイトマップ”の制作を試みます。


■イベント進行予定
【第一部】
現状のサイトマップ作成時の問題点の洗い出し、サイトマップの役割の見直し、それぞれの立場から見た要望など出していく

【第二部】
グループに分かれて、課題サイトのサイトマップを作成してみる。第一部で出た課題を解決する記述やルールをチームで考え、それを作成するドキュメントに反映していく。

【第三部】
各チーム発表と、最優秀チーム選定


※お願いとご注意
・第一部では、参加者の皆さんの問題提示が成果物の質を左右するはずです。過去の経験を踏まえ、問題点などを積極的に共有してもらえることを期待します。

・第二部では、課題サイトを元にサイトマップを制作します。課題サイトについては後ほど公表します。

・作成されたサイトマップは、イベント終了後にオンラインで公開します。mixiのコミュニティ内トピックを用いるなどでオンラインでさらなる検討を重ね、フォーマットを公開したいと思います。

・会議中、写真撮影およびビデオ撮影を行います。WebSig公式サイト、その他メディアに掲載される場合がございますのでご了承ください。

・サイトマップの作成にPCとExcel(同機能のものであればなんでも)を利用する予定です。可能な方はNotePCの持ち込みをお願いします。

★【事前課題】に関するお願い
今回のイベントでは、ゲストスピーカーなしの参加者全員で考える会議形式
です。そのため、参加者の皆様の積極的なご協力が必要です。
事前課題として「みなさんが普段使っているサイトマップのご提示」と「サイトマップをめぐる課題の提出」をお願いしております。詳しい内容は第24回WebSig会議の【事前課題】に関するお願いをご覧下さい。

■開催日時
2009年8月29日(土) 13:00〜18:00

■タイムテーブル(予定)
12:30 受付開始
13:00 開演
13:00〜18:00 WebSig会議
18:00 閉会

■会場
渋谷 アジアビル会議室 #201
http://www.tsrental.jp/location/asia/map.html

■会議参加費用:3,000円
領収書発行可
上記はセミナー費用のみとなります。


■お申し込み方法
以下のサイトよりお申し込み下さい

【ご注意下さい】
最近開催間際でのキャンセルが多く困っております。キャンセル待ちの方が参加出来ずおりますので、開催日を確認の上スケジュール調整をお願い申し上げます。
なお、やむをえずキャンセルされる場合は、メールにてお早めにご連絡ください。


■懇親会
会議の後懇親会を行います。
18:30〜20:30
参加費3500円/定員40名
http://websig247.jp/meeting/000150.html

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